LITRE

スマートフォンが一般に普及したのに伴い、ユーザー数が減少しつつありますが、フィーチャーフォンガラパゴスケータイ)では、W-CDMA(3G)と呼ばれるネットワークが主に使われていました。
W-CDMAとは、Wideband Code Division Multiple Access(ワイドバンド・コード・ディビジョン・マルチプル・アクセス)の略で第三世代携帯電話(3G)とよばれる広域帯の無線アクセス方式です。国内では2.1GHz帯を使用し、ドコモプラスエリアのみ800MHz帯を使用しています。

LTEとは、Long Term Evolution(ロング・ターム・エボリューション)の略で、先程のW-CDMAをベースに複数の技術を組み合わせることで、通信をさらに高速化させたネットワークです。通信速度は下り最大100Mbps、上りで50Mbpsで通信可能で、光ファイバーなみに高速化されたのが特徴です。
LTEは、「4G」と表記されるケースが多く見受けられますが、正式には「第3.9世代携帯電話(3.9G)」で、従来の第三世代携帯電話(3G)と新世代の携帯電話を橋渡しするネットワークという位置づけでした。ただ、一般顧客に対して目新しいイメージを印象付けるために商売上「4G」として扱われています。
LTEは高速通信が可能であるという特性上、インターネットアクセスなどデータ通信用途を中心に利用されており、従来の音声通話はW-CDMAネットワークを介して行われることが一般的です。